退所後の暮らしを一緒に練習|家族介護教室とは?
- 医療法人真和会
- 4月25日
- 読了時間: 2分
当施設では、他にはない特色として「家族介護教室」という専用のお部屋を設けています。ここでは、入所者さまとご家族が一緒に、ご自宅での介護生活に向けた準備を進めることができます。
「家族介護教室」とは?
家族介護教室は、浴室・トイレを備えた個室で、実際の住環境に近い設備が整っています。ここでは、ご本人とご家族が一緒に、退所後の生活を見据えて以下のような練習を行います:
入浴動作や介助方法の確認
トイレ使用の動作確認や介助練習
ベッド・車いす間の移乗練習
食事介助や生活動線の確認
これらはすべて、看護師・介護士・リハビリスタッフの見守りや助言のもとで行われますので、安心して取り組んでいただけます。
入所初期から「退所後の暮らし」を見据えて
家族介護教室は、退所直前の練習の場であるだけでなく、入所時のアセスメント(評価)にも重要な役割を果たしています。
入所後間もない段階で、家族介護教室の設備を活用し、
ご本人の生活動作の現状確認
退所後に想定される課題の洗い出し
自宅復帰に向けたリハビリ目標の設定
を行います。
このように、「どこでつまずきそうか」「何を重点的に支援すればいいか」をご家族と共に考えることが、より現実的で実効性のあるリハビリ計画につながっています。
「できるか不安」を「できそう」に変える場所
ご家族からはよく、
「本当に家で介護ができるのか不安…」「入浴や移乗の介助を実際に試してみたい…」
という声をお聞きします。
家族介護教室では、こうした不安に寄り添いながら、実践的な体験を通じて「自信」を育むサポートを行っています。
また、ご本人にとっても、ご家族と過ごす時間は大きな安心となり、在宅生活への意欲や準備を進める上での励みとなります。
お気軽にお声がけください
家族介護教室のご利用は、必要に応じて、担当ケアマネジャー・相談員よりご提案いたします。随時のご希望にも対応可能ですので、お気軽にお申し出ください。
在宅復帰に向けて、施設とご家族が“チーム”になる。「家族介護教室」は、その第一歩を共に踏み出すための大切な場所です。当施設は、退所後の生活も見据えた“つながる介護”をこれからも支えていきます。