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「コグニサイズ」って知っていますか?

  • 執筆者の写真: 医療法人真和会
    医療法人真和会
  • 3 日前
  • 読了時間: 2分

更新日:10 分前


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「コグニサイズ」って知っていますか?リハビリに新しい風を~

こんにちは、プレシオリハビリテーションの作業療法士 笹山です。

突然ですが、皆さんは「コグニサイズ」という言葉を聞いたことがありますか?

これは、体を動かす“運動”と、頭を使う“認知課題”を同時に行うという、認知症予防や認知機能の維持・向上を目的とした新しいプログラムです。

 

このたび私は、令和7年7月に開催された国立長寿医療研究センター主催の「コグニサイズ指導者研修」を受講し、正式にインストラクターの資格を取得しました。

同グループのリハビリスタッフも同時に資格を取得しており、今後は2人体制で取り組んでいく予定です。

 

なぜコグニサイズなのか?

私たちリハビリ職にとって、「身体機能の回復」だけでなく「認知機能の維持・向上」も大切な課題です。

これまでも「歩きながらしりとりをする」といった、いわゆる”二重課題”を取り入れてきましたが、実際には「楽しく、無理なく続けてもらう」ことがなかなか難しく、試行錯誤の毎日でした。

 

研修では専門的な講義に加えて、実際の実技も体験しました。印象的だったのは、「完璧にできなくてもいい。楽しんで続けることが大切」という講師の言葉。

この一言にに救われたような気がします。

 

コグニサイズを広げるリハビリの可能性

「ステップを踏みながら計算をする」「リズムに合わせて手をたたきながら記憶ゲームをする」など、体と頭を同時に使う内容は、単調になりがちなリハビリに楽しさと変化を与えてくれます。

 

また、個別対応だけでなくグループ活動でも効果を発揮するのがコグニサイズの魅力。参加者同士の会話が増え、笑顔が自然に生まれ、コミュニケーションの活性化にもつながると感じています。

 

これからに向けて

今後も、利用者さま一人ひとりの体力や認知機能に合わせて無理なく取り組めるよう、スタッフ全員で工夫を重ねていきます。

「リハビリが楽しい!」と感じてもらえるような環境づくりを目指し、身体も心も元気になれるプログラムとして、コグニサイズを積極的に取り入れてまいります。

引き続き、プレシオリハビリテーションの取り組みにご注目いただければ幸いです。


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