リハビリ専門職によるリハビリ
- 医療法人真和会
- 9月12日
- 読了時間: 2分

介護老人保健施設プレシオでは、理学療法士(PT)と作業療法士(OT)が中心となり、ご利用者様一人ひとりに合わせたリハビリテーションを行っています。リハビリと聞くと「運動をすること」だけを想像される方も多いかもしれませんが、実際には幅広い支援が含まれています。
理学療法士とは
理学療法士は「基本的な動きを支える専門家」です。具体的には、歩行練習や立ち上がりの反復練習、関節の動きを滑らかにする関節可動域訓練、筋力を高めるための個別運動などを行います。入所された方の中には、退院直後で体力が落ちている方や足腰の弱まりから転倒をくり返してしまう方もいらっしゃいます。そうした方に対して「立ち上がるときに手をどこに置けば安全か」「歩くときに体のどこに力を入れると転びにくいか」といった“正しい動き方“を、身につけてもらい、安定を取り戻せるようにサポートします。
作業療法士とは
作業療法士は「日常生活そのものを支える専門家」です。具体的には、食事・着替え・入浴といった基本的な生活動作(ADL)の練習を行ったり、箸を握る、ボタンを留めるといった手先の巧緻動作(こうちどうさ=手先や指先を使った細やかな動作)を改善する訓練を取り入れます。脳卒中後で片腕に麻痺が残っている方には、残された機能を活かして片手でも生活できる工夫を一緒に考えます。認知症の方には時間や場所の感覚を取り戻す回想法や簡単な作業活動を通じて、安心感と自信を取り戻せるよう支援します。
このように理学療法士(PT)と作業療法士(OT)が関わることで、からだの機能だけでなく「自分らしく過ごす力」も少しずつ取り戻すことができます。例えば、車いすの生活から杖歩行へと回復した方、再び自分の手で食事を楽しめるようになった方、ご家族に想いを伝えられるようになった方—そうした小さな変化が、ご本人の大きな希望につながります。
プレシオのリハビリは、一人で難しいことを「できる」に変えていく場です。私たちは医療・介護のチームと連携しながら、ご利用者様の心と体の維持、回復に寄り添い、自分らしい生活が続いていくようお手伝いしてまいります。

