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理学療法(PT)の取りくみ

  • 執筆者の写真: 医療法人真和会
    医療法人真和会
  • 9月13日
  • 読了時間: 2分

私たち介護老人保健施設プレシオでは、ご利用者さまができる限り自分らしい生活を続けられるよう、「体を動かす力を大切に守るリハビリテーション」を行っています。理学療法士(PT)が日々取り組んでいるリハビリの中には、歩行練習、立ち上がりの反復練習、関節の動きをなめらかに保つための訓練などがあり、それぞれが生活に直結する大切な意味を持っています。


歩く力を育む~歩行練習の大切さ

 歩くことは、食事やトイレ、レクリエーションへの参加など、すべての活動の土台です。しかし高齢や病気によって足腰の力が弱まると、転んでしまう不安や、「外に出るのが怖い」といった気持ちが強くなります。PTは、ご利用者さまの歩く力や体の状態を一緒に確認し、「安全に1歩を踏み出す」サポートをします。 歩行練習では、杖や歩行器、場合によっては介助用ベルトなどを使い、まずは「できるだけ転ばずに歩く」ことを目指します。歩幅や歩くリズム、姿勢なども細かく確認し、ご本人が無理なく、自信を持って歩けるペースで練習を重ねます。歩くことができると、活動の幅が大きく広がり、「私にもまだできることがある」と前向きな気持ちを持っていただけることが多いです。


日常生活動作の基本~立ち上がり訓練

 椅子やベッドから「立ち上がる」動作は、すべての生活動作の始まりです。ですが、立ち上がりには太ももの力やバランスが必要になるため、「ふらっとして怖い」「足がうまくつかない」と感じる方も少なくありません。PTは、座る・立つという動作を何回も練習することで、足腰や体幹の筋力、バランス力の維持・向上を図っています。 また、ご本人の体調やその日の様子に合わせて、必要な運動量を調整し、あせらずコツコツと進めていきます。「座る」から「立つ」、そして「歩く」へと一連の動きがスムーズになることで、転倒リスクを減らし、ご家族の負担も軽減できます。「昨日より少しラクに立ち上がれた」という小さな喜びは、ご利用者さまの大きな自信になります。



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身体の柔軟さを守る~関節可動域訓練

 年齢とともに、肩・膝・足首など関節の動きが悪くなると、体を動かすときに痛みを感じやすくなったり、動作がぎこちなくなったりします。PTは、専門的な手法により関節や筋肉をやさしく動かし、スムーズな動きを維持できるようリハビリ訓練を実施しています。


 この訓練により、服の着脱がしやすくなったり、入浴やトイレ動作が楽になったりという実感を持たれることも多いです。痛みが和らぐことで「また動いてみようかな」と前向きな行動にもつながります。

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